Ver.2.0(2011年9月改定)

 「大富豪(大貧民、革命)」は、簡単なルールで誰でも遊ぶことができますが、カードの出し方や他のプレイヤーとのかけひきなど戦略性に富んだトランプゲームです。
 「大富豪」には、特定の地域や仲間内のみで通じる「ローカルルール」が数多くあります。以下では、一般によく知られたルールをベースに大富豪研究所が設定した「公式ルール」を説明します。
 *「大富豪専用トランプ」は、あなたの地方のローカルルールで遊ぶこともできます。


【ゲームの目的】
 プレイヤーは、順番に手持ちのカードをテーブルに出し、自分のカードを早く出し切ることを競います。これを繰り返して、最初に「5ポイント」を獲得したプレイヤーが「秋田の大富豪」になります。

【プレイヤー人数】
 通常3~6人でのプレイを想定していますが、「2人用ルール」で遊ぶこともできます。


【スタート】

  1. 全てのカードをプレイヤーに均等に配ります。
    ★プレイヤーの人数によって端数が生じる場合がありますが、ディーラー(カードを配る人)が、時計回りに配りきった状態でゲームを始めます。
  2. 「コメの3」を持っているプレイヤーが、手持ちのカードの中から好きなカードを「場」に出します。
    ★「コメの3」を持っていることを申告すれば、どのカードを最初に出してもかまいません。
  3. 以降、各プレイヤーは時計回り順に、直前のプレイヤーが出したカードよりも強いカードを出していきます。
    ★カードの強さやカードの出し方については、「カードの機能・効果」へ
  4. 誰もカードを出せなくなったら「場」が流れます。最後にカードを出したプレイヤーが、新たに好きなカードを出して2巡目を始めます。
  5. 同じように3巡目、4巡目…と繰り返し、全プレイヤーが手持ちのカードを出し切ったところで「1セット」が終了します。1セットごと、勝ちぬけたプレイヤー順に以下の階級とポイントを獲得します。
    【階級とポイント】

    【座席の変更】
     1セットが終わるごとに、時計回りで「大貧民」~「大富豪」の順番に座席を変えます。

  6. 2セット目以降は、カードを全て配り終わった後、プレイヤー間でカードの交換を行います。
    【カード交換】
    (例)プレイヤーが5人の場合のカード交換
      大富豪・・・手持ちカードのうち、「いらないカード2枚」を「大貧民」に渡します
      富豪 ・・・手持ちカードのうち、「いらないカード1枚」を「貧民」に渡します
      平民 ・・・カード交換は行いません
      貧民 ・・・手持ちカードのうち、「最も強いカード1枚」を「富豪」に渡します
      大貧民・・・手持ちカードのうち、「最も強いカード2枚」を「大富豪」に渡します
  7. カードの交換が終わったら、階級の低いプレイヤー(大貧民)から時計回りの順番でカードを出して、2セット目を始めます。
  8. 「1~7」を繰り返し、最初に合計「5ポイント」を獲得したプレイヤーが、「秋田の大富豪」としてゲームの勝利を収めます。

カードの機能・効果

カードには強さの順番があるほか、特殊なカードや特殊なカードの出し方があります。

■ カードの強さの順

 原則として、カードの強さは、左から「強い順」に以下の通りです。

 「2」「A」「K」「Q」「J」「10」「9」「8」「7」「6」「5」「4」「3」

 ★各スート(マーク)共通です。
 ★【革命】や【秋田犬リバース】が起こると、カードの強さの順番は逆転します。

■ 特殊なカード

 特殊な機能を持ったカードがあります。

  • 【ジョーカー】
     1)「ジョーカー」は、いかなる場合も最も強いカードです。
      ★ただし、これには例外があります。→【秋田杉の3】へ
     2)「ジョーカー」は、他のカードの代用(ワイルドカード)として使うことができます。
     (例)【ペア】や【階段】で出す場合のほか、【革命】を起こす場合の代用。
  • 【8キリタンポ】
    「8」や「8の組み合わせ」は、「場」を流す効果があります。
    (例)「4」 → 「5」 → 「6」と出された場合
    次のプレイヤーは「8」を出すことで、「場」を流すことができます。
    ★【階段】に「8」が含まれている場合は、「8切り」はできません。
    ★カードを出すときに「8キリタンポ!」と声を掛けないと、「8切り」することはできません。
  • 【秋田犬(あきたいぬ)リバース】(ジャックリバース、11バック)
    「J」が出されると、その「場」が流れるまでカードの強さが原則と逆になります(これを「秋田犬リバース」と呼びます)。
    (例)「5」 → 「9」 → 「J」と順番に出された場合
    次のプレイヤーから「10」以下のカードを出さなければなりません。
    ★「秋田犬リバース」の効果は、その「場」が流れたら終了し、その後のカードの強さは原則通りに戻ります。
    ★「秋田犬リバース」は1枚のほか、【ペア】【スリーカード】で出された場合にも適用されますが、【階段】の中に「J」が含まれる場合には適用されません。
    ★カードを出すときは、「秋田犬リバースわんんわん!」と声を掛けなければなりません。
  • 【秋田杉の3】
    「ジョーカー」が単独で出された場合のみ、「秋田杉の3」で「ジョーカー」を切ることができます(これを「スギ3」と呼びます)。
    ★【ペア】など他のカードと組み合わされた「ジョーカー」を「秋田杉の3」で切ることはできません。
    ★カードを出すときは、「秋田杉の3!」と声を掛けなければなりません。

■ 特殊なカードの出し方(カードの組み合わせ方)

 カードは1枚ずつ出さなければならないわけではありません。以下のようにカードを組み合わせて出すこともできます。

  • 【ペア】【スリーカード】
    2枚以上の「同じ数字」のカードは、まとめて出すことができます。
    ★次のプレイヤーも前のプレイヤーと同じ枚数のカードを出さなければなりません。
    ★同じ数字のカード「4枚」を出した場合は、【革命】になります。
  • 【階段=シークエンス】
    「3枚以上の数字が連続したカード」は、同じスート(マーク)の組み合わせの場合に限り、まとめて出すことができます。
    ★次のプレイヤーは、直前に出したプレイヤーの「階段」中のカードより、1つでも強い数字を含むカードを出すことができます(出すことができるカードの枚数は、直前のプレイヤーが出したカードと同じ枚数に限ります)。
  • 【革命】
    「同じ数字」のカードを4枚まとめて出すことで、カードの強さを原則の逆にすることができます(これを「革命」と呼びます)。その時点から、セットが終わるまで、または、【革命返し】が起こるまで、カードは強い順に「3、4、5、6 … Q、K、A、2」のように逆転します。
    ★同じ数字3枚と「ジョーカー」1枚を合わせて4枚を出すこともできます。
     また、「ジョーカー」を含め、計5枚まとめて出すこともできます。
    ★「革命」中も、「ジョーカー」が1番強いことは変わりません。
    ★【革命返し】 「革命」直後、または「革命」中に、他のプレイヤーが同じ数字のカードを4枚同時に出すとカードの強さが原則に戻ります(これを「革命返し」と呼びます)。
    ★他のプレイヤーにより「革命返し」がされない限り、「革命」の効果はそのセットが終了するまで続きます。
    ★「革命」や「革命返し」をするときは、「秋田革命!」と声を掛けなければなりません。

■ カードの出し方の制限

「カードの出し方」には制限があります。

  • 【パス】
    出せるカードがない場合や、作戦上カードを出したくない場合は、いつでも「パス」をすることができます。
    ★「パス」は何度でもすることができます。
  • 【ロック=しばり】
    同じスート(マーク)が続けて出された場合、その後のプレイヤーが出すことができるカードはそのスートに限定されます。
    (例)「トリ」の4 → 「コメ」の5 → 「コメ」の7
       → 次のプレイヤーは8以上の「コメ」しか出せなくなります。
    ★この効果は「場」が流れるまで続きます。
    ★「ペア」「スリーカード」「階段」で、同じスートの組み合わせが出されたときも同様です。
    ★カードを出すときは、「秋田米ロック!」などと声を掛けなければなりません。
  • 【反則上がり】
    上がる時に出してはいけないカード(またはカードの組み合わせ)があります。これらの制限に違反して上がってしまったプレイヤーは、次のゲームでは「大貧民」になります。
    1)「ジョーカー」
     ★「ジョーカー」、およびこれを含むカードの組み合わせで上がることはできません。
    2)「秋田杉の3」
     ★「秋田杉の3」、およびこれを含むカードの組み合わせで上がることはできません。
    3)「8」
     ★「8」、およびこれを含むカードの組み合わせで上がることはできません。
    4)その時点で最も強いカード(通常時の「2」、革命時の「3」)、
     および、これらのカードを含む組み合わせで上がることはできません。
    5)コール忘れ
      ★1番最初に上がるプレイヤーは、上がる瞬間に「大富豪なう!」と言わなければなりません。
  • 【都落ち】
    そのセット時点での「大富豪」は、他のプレイヤーが最初に上がった場合、無条件で場から離脱しなければなりません(これを「都落ち」と呼びます)。離脱したプレイヤーは、次のセットでは「大貧民」としてプレイします。

大富豪2人用ルール 2.0

 カードを1人13枚ずつ配り、余りのカードを場の中央に山札として置きます。
 ゲームの進め方は通常のゲームと同じですが、「パス」をしたとき、山札から一枚引かなければなりません(そのときに引いたカードをすぐに出すこともできます)。